絵本が、むかし話が、教科書の作品が……、原作の文章そのままで劇になります。表情豊かな「ことば」があふれる舞台は、動く絵本のようで、とてもおしゃれです。シンプルながら変化に富んだ舞台は、観客の想像力を刺激します
<リーダース・シアターのルーツは?>
もともとはアメリカが発祥の地です。アメリカでは大人から子ども、教育世界や一般社会において『スピーチ&コミュニケーション』という分野が重要視されています。この分野の中で育まれ発展を遂げてきたのです。人間のスピーチ能力を高めるための一つの方法として開発されました。 リーダース・シアターとは、日本語に訳すと(朗読劇)という表現がもっとも分かりやすいかと思います。一般
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| に「朗読」というと、なにか静かで地味な活動の印象がありますが、リーダース・シアターの場合、もともとコミュニケーションの世界から発展してきたものですから、その手法は立体的で行動的なものです。 |
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<スタイルとねらい>
そのスタイルはいたってシンプルです。リーダース・シアターの主なねらいは、言葉の表現(音声言語表現)をいかに深く広げるかにあります。より深く言葉を感じることは、口先だけの言葉の表現ではなく生きた言葉の表現の世界を発展させます。すると、必然的に豊かな表情も加わってきます。つまり、豊かなコミュニケーション能力の開発です。 舞台では、ただ本を読むだけではなく、俳優たちの多様な演劇表現に音楽なども加わり、シンプルながら変化に富んだ劇となって、観客の想像力を刺激します。 |
<言葉のキャッチボール>
リーダース・シアターでは、演じ手と聞き手(観客)とが、イメージをいかに共有するか、内面的にも外面的にもキャッチボールのような作業がくり返されます。作品の立体的なイメージを聞き手(観客)は、聞き味わうことから朗読の世界を観て楽しむ世界へと導かれ、読み手によって想像されたイメージの世界に、聞き手が入り込み、ともに楽しみ味わう活動へと展開されます。 人間の日常コミュニケーションは、時として“言葉=バーバル”にそのすべてがゆだねられがちな面がありますが、じっくりと捉えてみると、かなりの比重で“非言語=ノンバーバル”な面からのメッセージにいろいろな思いが託されています。 |
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つまりコミュニケーションは、聴覚器官への刺激だけでなく、視覚的な刺激もかなりあるということです。リーダース・シアターの場合、読み手と聞き手の関係は、作品を通じた上での総合的なコミュニケーション活動といえましょう。
個性あふれる自己表現を引き出し、自己表現するための“生きた言葉”の豊かな使い方に関する実践的な方法として、米国ばかりではなく日本でもさまざまなシーンでリーダース・シアターが取り上げられることを願っています。 |
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